キャラバン65周年記念キャンペーン『北アルプス立山トレッキングツアー』2日目登山レポート その②

山の奥深い魅力を感じながら、一緒に山を楽しむ『キャラバンツアー登山教室』。

山登りの楽しみ方だけでなく、自己危機管理の学びの場となる『机上講座』も開催し、初心者や入門者の方々にも、山に親しむ機会をご提案しています。

ツアーや体験会の様子をご紹介する登山レポート【~ 登歩道(とほみち) ~】を新たに立ち上げました。

これから一緒に山登りを楽しんでみませんか。

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キャラバン65周年記念キャンペーン
『北アルプス立山トレッキングツアー』2日目 その②

概要

開催日時:2019年9月28日(土)
場所:【富山県】立山
行程:雷鳥荘・・・一の越・・・立山雄山・・・大汝山・・・室堂
登山レベル:初中級~

靄の中、慎重に大汝山へ!

今年で創業65年を迎えた記念行事イベントとして実施された『キャラバン65周年記念キャンペーン』にて、応募当選された10組20名様をご招待しての≪2泊3日_立山トレッキングツアー≫の様子をご紹介。今回は2日目の“立山トレッキングツアー登山教室”その②の登山レポートです。

その①の登山レポートはこちら

山頂までは何とか雨が降り出す前に到着できた一行。でも絶景が広がっているはずの景色は・・・。今にも降り出してきそうな気配を感じながら、予定を急遽変更して昼食前に大汝山を目指すことにしました。

雄山神社前は多くの人で賑わっています。本来であればここでゆっくり昼食の時間を設ける予定でしたが、いつ雨が降り出してもおかしくない天候のため、皆さんには今しばらくお昼ご飯を我慢してもらい、先に【大汝山】を目指すことにします。

背景には【雄山】がバッチリ映り込むビュースポット。のはずですが、ぼんやり薄っすら見えるかどうかの残念な景色の中を突き進みます。

大汝山までの道のりには登りだけでなく、下りも点在しています。岩の表面が濡れだしてきているので、滑らないように慎重に下ります。トレッキングポールが使用しにくいと感じた場合は、後方のお客様のようにバックパックのサイドに収納するのが吉ですね。

片方の手に束ねて一方の手をフリーにするのも有りです。お二人とも登山経験がある方達なので、こちらからの指示を必要とせず臨機応変に対応されていました。

写真では分かりにくいかもしれませんが、なかなかの片流れ斜面でした。歩行中に小石を弾くと下まで落ちてしまう危険な場所でもあったので、慎重な足運びをお願いしました。

仮にもし、この下に別の登山道が並走していた場合は落石事故になりかねませんので!

気温も下がりはじめ小雨も降り出した頃、大汝山に到着です。

山頂部分には小人数ずつしか上がれないため、列をなしての順番待ち状態。おのおの記念撮影を済ませては、次の方に場所を譲っていました。稀に日本文化をあまり察しない異国の方が、横のスペースから強引に上がろうとする姿を以前見かけたことがありますが、今日は大汝山まで足を運ぶ人が少ない事もあり、我々だけの独占状態でした。

ここでも記念撮影。あいにくの天候ですが、皆さん、笑顔での写真撮影にご協力ありがとうございます!違う角度からも別のスタッフが写真を撮っていたので、どっちを向いて良いのやら・・・。

こんな感じの木製プレートが岩の間に刺さって置いてあります。

黒マジックで書いた手作り感が何とも人のぬくもりがあって、イイ感じのプレートでした。

謎の動くもの発見!雨降りの中、下山。

記念写真撮影を終えて雄山に引き返している最中に、何か動くものを発見。何かいる!?

岩に同化していて良く分からないけど、あなたは一体!? 誰かが『ハト?!』と言ったのが聞こえたけど、さすがにこの標高でハトはいないでしょ・・・と、心の中でツッコんでみました。
(標高:3.015M付近)

この後、本格的な雨降りになってしまい行動中の写真は撮れそうもなく、カメラをバックパックにしまいました。9月下旬の雨は冷たいです。昨年は10月に初冠雪があったようなので、立山の冬の到来はやはり早いのですね。

雄山まで戻り雨の中で昼食タイム。のんびりできる状況でもないので足早に下山を開始し、室堂付近まで雨雲の中を下山し続けました。

雨の中の下山で少々お疲れ気味になってきたかもですね。トレッキングポールは登りでも有効ですが、疲労感が現れだす下山時にこそ姿勢バランスを取るのにとても有効です。
女性が使用するのに適したモデル、LEKI【クレシダAS】など、女性には女性用のモデルもあるのでご自身に合ったトレッキングポールをチョイスしてみてください。
トレッキングポールならどれも一緒でしょ?なんて思っていたら大間違いですよ。

でもカメラに気づくと皆さん笑顔になってくれます。まだまだ大丈夫ですね。
本当に疲労してくると、カメラを向けても笑顔になる余裕なくなりますから。
皆さん無事に室堂付近まで到着しました。

雨雲ゾーンを脱し、ベンチに腰掛け休憩タイムです。雨でスローダウンしたものの朝のスタートが早かったおかげで、結果的には当初のスケジュールタイムで行動できました。

朝早いのが苦手な私には山登りって結構つらいものがありますが、動き出してしまえば問題ないのです。要は早起きが苦手なだけなので・・・。

ブラックとレッドカラーにトータルコーディネートされた、山岳経験豊富な超ベテランのお客様。

何気なくポケットから取り出した携帯までレッドで合わせる徹底ぶりに、思わずシャッターを切ってしまいました。ブラックとレッドの組み合わせって、ほんとカッコイイですよね。
しかもブラックCAMP【アーマー】、クールです!!

誰も歩いていない石畳の一本道の登山道。何となく道好きな私としては、撮らずにはいられませんでした。

ふたたびの『雷鳥荘』で楽しいお食事タイム!

最後にもう一度記念写真を撮ろうと準備していたら、追い越したはずの雨雲がすぐそこまで降りてきてしまい、慌てて記念撮影。でも今しがたまで見えていた景色が隠れてしまいました。。。

左の写真の建物が『立山ホテル』、右の写真の遠くに見える建物が、『みくりが池温泉』です。
こんな雄大な景色の中に建物がある光景が、ちょっと不思議な感覚でした。

手前の建物は『立山室堂』日本最古の山小屋。指定重要文化財となっています。

その後、朝来た道を戻り昨日と同じ宿泊地『雷鳥荘』に戻ります。

せっかく立山に来たのだから前日と違う宿泊先も検討したのですが、やはり雷鳥荘の内風呂&外風呂の魅力は捨てがたく、しかもリニューアルされた真新しいお風呂を考えると2泊目も同じ雷鳥荘を選択しました。連泊だと不要な荷物も部屋に置いておけますしね。

連泊先の『雷鳥荘』前に到着しました。
本日の行程すべて終了です。この後は夕食まで自由時間となり、私は早速お気に入りのお風呂へ!

と思ったものの、実は室堂からの帰り道で高原アイスを食べてみたいというご要望があり、スタッフを分けて途中からお客様数名は『みくりが池温泉』へ。大丈夫とは思いつつも万が一のため無事に到着するまで、建物付近で独りぼっちの待機です。

トランシーバーで連絡を取り合い、行動はトレースしていたのでご心配なく。

一緒に付き添ったアイス好きのキャラバンスタッフは、普段のキャラバンツアーでも毎回帰りのサービスエリアで『ソフトクリーム』を食べています。季節を問わず必ずです・・・。今回もお客様とご一緒にブルーベリーアイスを堪能したそうです。

今夜の夕食も天ぷら・お刺身・焼き物・お鍋と、おかずがいっぱい。ご飯とお味噌汁、お漬物類はおかわり自由なので、・・・また腹十分まで食べてしまいました。

締めくくりはラウンジに移動して、お疲れさま乾杯です。

もう一度お風呂に行こうと思っていた私は、お付き合いは『コーヒー』で乾杯のつもりが何故か目の前に出てきたのは、シュワシュワした麦色の飲み物でした。

『え~っ、いいよ自分は。お風呂行くし』と言いつつも、乾杯だけでもと言われ乾杯してみたところ、これまた何故か少し減っているように見える飲み物・・・。

今更ですが、このお代金は経費では落としていません。でも、自分の財布から出した記憶がありません。。。未だに謎です。

あっという間の3日間。
次回は折角のご招待企画ですから、観光地を巡り思い出づくりに出掛けてみます。

撮影、記事編集:キャラバン

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