イベント概要
開催日時:2023年11月11日(土)& 11月12日(日)
場 所:高尾山域 草戸山(標高:364M)
山所在地:東京都町田市、八王子市、相模原市(境界)
行 程:Mt.TAKAO BASE CAMP >>> 高尾山口駅 >>> 草戸峠 >>> 草戸山 >>> 草戸峠 >>>
COCOHELI TAKAO >>> Mt.TAKAO BASE CAMP
レ ベ ル:トレッキングポール初心者〜初中級者
前回に続いて高評価・再募集の期待に応えて、アドベンチャーガイズ共同企画『最新LEKIトレッキングポール特別講習会』を開催 ≪ 草戸山 ≫
今回は、6月に開催したアドベンチャーガイズ共同企画の『最新LEKIトレッキングポール特別講習会』を、11月開催で再募集。前回も土日2回の開催予定でしたが悪天候の影響で1回のみとなり、せっかく参加申込みをしてくださっていた皆さんに、中止のご連絡をしなければなりませんでした。
そのため再度参加希望のお声を複数いただいていたため、今回の11月11日(土)、11月12日(日)の2回開催が早い段階で決定していました。
しかも11月の講師は、アドベンチャーガイズ代表も務める国際山岳ガイドの近藤謙司さんです。
前回に続き机上講習の場としてご協力くださったのは、高尾山口駅からほど近い【Mt.TAKAO BASE CAMP】。この施設は1階スペースがカフェレストラン、2階はドミトリー宿泊施設となっていて海外からの観光客も多い、人気のカフェレストラン宿となっています。
当日も朝からモーニングコーヒーを楽しむために、多くの方が来店されていました。
また、トレイルランニングを楽しむランナー達のベースキャンプともなっていて、朝から賑わいをみせていました。
さて、キャラバンが開催しているこの『最新LEKIトレッキングポール特別講習会』企画には、3つの特長があります。
その1、トレッキングポールに特長あり。
最新モデルのLEKI折りたたみ式トレッキングポールを使って講習会を行います。まだ折りたたみ式ポールを使用したことのない方にとっては、その携行性やコンパクト性に驚かれることでしょう。
セットアップ方法もしっかり説明するので、使用方法や特性も十分理解できる機会となっています。
その2、講師ガイドに特長あり。
この最新LEKIトレッキングポール特別講習会には、国内外のトレッキングツアーを企画運営されている(株)アドベンチャーガイズからトップクラスの山岳ガイドに講師役を務めてもらっています。11月の回は、各種アウトドアイベントやYouTubeなど、じつに多方面でご活躍され【登山業界にこの人在り】と言われるほど大人気でファンも多い、国際山岳ガイド 近藤 謙司氏が講師をしてくださいました。
実際に今回のご参加者の中には、近藤ガイドの “ 大ファンです! ” という方が複数名いらっしゃいました。
ランチタイムの際にはファンクラブのような人気ぶりで、一緒に記念写真を撮ってもらえたと大喜びされている方もいたほどです。
その3、山頂で食べる昼ご飯に特長あり。
この最新LEKIトレッキングポール特別講習会では、参加者だけが味わうことのできるMt.TAKAO BASE CAMP特製『ECOランチボックス』のお弁当付きとなっています。ちなみに、この特製弁当は現在、販売をおこなっていません。
つまり、この講習会のためだけに特別にご用意いただいている、プレミアムなお弁当なのです。
山登りにおける安全性(バランス保持、歩行推進力、荷重負荷分散など)の向上を図るうえでトレッキングポールは、とても有効な山道具の1つです。
でも、本当にトレッキングポールの有効性を実感しながら、皆さんは山登りを楽しめていますか?
国際山岳ガイドとして国内外の山々をガイドする株式会社アドベンチャーガイズ代表の近藤ガイドに、ズバリ、山登りでのトレッキングポール活用術のレクチャーを受け、新たな発見を体感してみましょう。
【LEKIトレッキングポール特別講習内容】
- トレッキングポール使用による歩行バランス保持方法
- トレッキングポール使用による歩行推進力への変換方法
- トレッキングポール使用による二腕補助の荷重分散方法
- 膝や腰への負担軽減方法など
当日は開放的なテラス席で、最新LEKIトレッキングポール特別講習会がスタート。
11月の高尾は都心部よりも朝の気温が低いこともあり、ちょっとヒンヤリとした寒さを感じます。
そんな肌寒さも考慮して、温かいコーヒーや紅茶のワンドリンク付き机上講座となっています。
講師の解説に耳を傾けながらモーニングドリンクを飲みつつ、皆さん集中して講習会に臨んでいました。
これまでトレッキングポールに特化したカタチの講習会は、ほとんど耳にしたことがないかと思います。
しかもこの企画は机上講座だけでなく、実際に登山道を使っての実地講習も兼ねた、まさに特別講習会。机上講座で教わった話をそのまま今度は現場で実践するための企画は、当社だからこそ実現できる企画だと自画自賛してしまうほど、とても合理的で優位性が図れた企画ではないかと勝手に思っていたりもします。
LEKIトレッキングポールの製品特性も、もちろんご紹介
当然の事ながらLEKIトレッキングポールとしての特長など、製品特性も講習会を通じてご紹介しています。
ストラップの有効性、グリップの握り方、ポールバランスの重要性など、普段何気なく使用していたトレッキングポールも、使い方次第ではもっと便利で登山に欠かせない道具だと再認識される方がほとんどで、興味深い内容がぎっしり詰まった濃厚な机上講座となっています。
しかも今回の講師は国際山岳ガイドの近藤謙司さん。
現在、日本には国際山岳ガイド資格を有する方が42名(令和4年 日本山岳ガイド協会事業報告による)いらっしゃいますが、その中でもトップクラスの活動実績を誇っているのが、こちらの近藤ガイドです。
そして何よりも特筆すべきは日本の登山シーンにおいて、トレッキングポール(ダブルポールワーク)の有効性を説き、普及に尽力してくれた方でもあります。
少し話は反れますが、ポール専門メーカーのLEKIが “ 世界初の伸縮式トレッキングポール ” を開発したのが1974年(昭和49年)。ヨーロッパでは一気に伸縮式トレッキングポールの人気が高まった時代です。
その後、日本(キャラバン)でLEKIトレッキングポールが本格的に流通し始めたのが1993年(平成5年)。
今でこそ当たり前のように登山シーンで使用されているトレッキングポールですが、広報 i がキャラバンに入社した26年前には、登山でトレッキングポールを使うのは道具に頼る “ 軟弱者 ” という見方をされることがありました。また、両手を使うダブルポールは “ 危ない・危険 ” という考え方が大半を占めていました。
そのため当時人気のあったポールがT字型のグリップ形状をした、シングルポール『スーパーマイクロ』と呼ばれるモデルです。その当時からダブルポールも販売されていましたが、圧倒的にシングルポールの方がよく売れていた印象があります。
しかもダブルポールは店頭で1本売りをするため、バラ売り販売するお店が多かった記憶があります。
そんな時代を一緒に変えていこうと尽力してくださったお一人が、こちらの近藤ガイドであり、ご自身もLEKIトレッキングポール愛用者として、昔からダブルポールワークを推奨してくださっています。
LEKIトレッキングポールの特性や優位性は挙げればキリがないほどたくさんあるのですが、その中でも特に『ここが凄いぞっLEKI!』というイチ押しポイントが【LEKIエルゴンエア・グリップ】。
かなりの力説で事細かく解説してくれています。しかも実使用経験がダントツに多いガイド経験の見地からの解説は、本当に分かりやすく皆さんメモをしたりして何度も頷きながら聞き入っていました。
机上講座を聞きながら、お配りした今回の講習で使用するポールを実際に手で触れて感覚を確かめます。
いよいよ実地講習! 舞台は『草戸山』
今度は講習の場所を机上から実地に移して、実際に登山を行いながらトレッキングポール・テクニックを学んでいきます。
実地講習の舞台は『草戸山』です。京王線高尾山口駅からほど近く、大人気の高尾山とは対面に位置した場所にある、知る人ぞ知る穴場的な草戸山。標高も364M程度の小ぶりな山に思えますが、侮るなかれ、なかなかのアップダウンと変化に富んだ登山道は登り応え十分で、トレッキングポール講習にはもってこいの場所となっています。
草戸山の山頂を目指しながら要所要所で、トレッキングポールの実用シーンを解説しながら講習を行います。
状況に応じたトレッキングポール・テクニックは、頭で理解するのと身体で動きを覚え込ませるのとではだいぶ違うようで、皆さん初めのうちは結構苦労している様子でした。
段差のある場面での下り方や身体の姿勢だけでなく、どういう動きや態勢が危険なのかなど、山岳ガイドだからこその視点で登山道での歩行と、トレッキングポール活用方法の両軸で解説してくれています。
実際に登山道を移動しながらの講習なので、汗もかくし息も上がります。それでも講師の方は休憩の間もなく常に下りながら解説、折り返し登りながら解説と相当体力を使う大変さ全開の講習会です。
企画した側としても恐縮しながら写真を撮っていました。本当に、ご協力ありがとうございました。
今回、講師を務めてくださった(株)アドベンチャーガイズの近藤ガイド(男性)と、宮川ガイド(女性)。
お二人のご協力あってこその【最新LEKIトレッキングポール特別講習会】となっています。
ガイドツアーの大半は、ガイド先導による山頂登頂が目的の山行となります。登山道を移動する際も一列になって、山頂を目指してとにかく歩くばかり。途中で草花の解説や小休止で豆知識を話してくれるガイドさんもいらっしゃいますが、今回のようにトレッキングポールに特化した講習会のためのガイドツアーを実施しているところは、おそらく他にはないのではないでしょうか。
しかも参加者を2グループに分けて、ローテーションをしながら5対1での少数濃厚ポールワーク講習。
一般的な感覚で考えると、相当贅沢なガイド講習会だと思います。
2022年からLEKIブランドロゴが更新されました。どのあたりが変わったかお気づきになりますか?
草戸山の山頂へ!待望のランチタイム
休憩ポイント『草戸峠』からの眺め。
今年は秋の気温が高かったこともあり、11月の関東近郊の山ではまだ紅葉がはじまりかけたところでした。
草戸山の山頂までは、もうひと踏ん張りです。
空が開けて八王子方面の街並みが見える山頂まで、あと数十メートル。講習会をしながらの山行だったからなのか、山頂到着までの充実感がハンパない感じでした。(相当歩いた気分)
山頂では八王子方面を眼下に見渡しながら、待望のランチタイムです。
当日は我々以外の登山者がいない、まさに貸し切り状態で何処でも腰掛けて座れるのですが、やはり景色を見ながら食べたいという想いもあり、こちらの皆さんは仲良く一列で座っていました。
こちらはランチタイムの前に、まずはLEKIトレッキングポールを装飾にして記念撮影。
その行動、わかります。思わず写メ撮りたくなりますよね。
せっかくなので、広報 i もLEKIトレッキングポールと一緒に記念撮影。
1日目はLEKIブランドバナーの上でECOランチボックスと、折りたたみ式ポールを一緒に置いてみました。
蓋を開けた瞬間の皆さんの笑顔は、何度見てもこちらまで嬉しくなって笑顔になれます。
(自分がお弁当を作ったわけではないけれど・・・)
1日目はシャケ弁と言ってよいのか分かりませんが、ウィンナーに卵焼きにと具沢山のお弁当です。
2日目は色づいた落ち葉と一緒に。
前日のシャケ弁当に変わり、めちゃめちゃ美味しい唐揚げ弁当でした。
このウッドカトラリーが雰囲気をさらに良くする、名脇役を飾ってくれています。
お食事中に申し訳ないと思いつつカメラを向けると、お茶目なしぐさをたくさんしてくれました。
本当にサービス精神旺盛な方で、多くの方々に好かれる理由がよく分かります。
(この表情以外に一体いくつ顔変してくれたのだろうというくらい、変化に富んだ表情をしてくださいました)
食事を終えて、山頂で集合写真を撮りました。その後、帰路へ。
今回のルートは来た道を戻る往復ルート。行きに通った同じ道を通ることで場面状況の判断がしやすくなり、その状況に応じたシャフト長さ調整やグリップ握り位置調整など、この講習会で学んだことの反復練習が容易に行える理想の行程となっています。
今までグリップの握り位置を変えたことがなかったという方も、この講習を経て自然と自らグリップの握り位置を場面状況に応じて変化させて、LEKIトレッキングポールを使っていました。
机上講習だけでなく、このような実際の登山道での実地講習があってこそ、身体で使い方を覚えていく一番の近道だと思います。
参加者の中には当社のキャラバンシューズを愛用されている方も複数名いらっしゃいました。
今回の講習会とは直接関係はないものの、キャラバンシューズの履き心地や愛用されている感想など、このような機会を通じて “ キャラバンシューズのファンですよ ” と、お声を聞けるのは本当に嬉しいかぎりです。
講習内容自体はとてもここで書き表せるものではなく、まずは雰囲気をお伝えしたいと思ってご案内しました。
講習会内容については、実際にご参加いただいて実感してもらえればと思います。
参加者のお一人が近藤ガイドの大ファンで、サインをもらいたいと色紙を持参されていました。
さらには、以前出版された2冊の書籍まで。
本当にこの日が楽しみだったというガチの大ファンのようで、近藤ガイドも嬉しそうに色紙にサインをされているのが印象的でした。
何だかこの写真、最高に幸せな一枚だと思いませんか。
ちなみに、こちらの参加者の方はJR高尾駅近くで『味はる』という焼き鳥屋さんを営むお店の店主。
検索するとすぐにお店がわかると思います。焼き鳥、めちゃめちゃ美味しそうです。
講習会後の懇親会は『味はる』で焼き鳥だぁ~♪と気分上々になりましたが、店主がこの時間にここにいるということは・・・。日曜日が定休日、残念っ!!
お店にひょっとしたら1枚、家宝として飾ってあるかもしれません。
以上、最新LEKIトレッキングポール特別講習会の様子をお伝えしました。
2024年度も何処かのタイミングで企画告知したいと思っています。キャラバンWEBページで告知する予定なので、興味を抱いた方はぜひ次回ご参加くだされば嬉しいです。
撮影、記事編集:キャラバン井原
キャラバンイベントのご案内
山の奥深い魅力を感じながら、一緒に山を楽しむキャラバンの『登山教室』。
山登りの楽しみ方だけでなく、自己危機管理の学びの場となる『机上講座』も開催し、初心者や入門者の方々にも、山に親しむ機会をご提案しています。
ここではツアーや体験会の様子を登山レポート【~ 登歩道 ~(とほみち)】として、その時の様子をご紹介しています。
これから一緒に山登りを楽しんでみませんか。
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