イベント概要
開催日時:2024年6月8日(土)
場 所:高尾山域 草戸山(標高:364M)
山所在地:東京都町田市、八王子市、相模原市(境界)
行 程:Mt.TAKAO BASE CAMP >>> 高尾山口駅 >>> 草戸峠 >>> 草戸山 >>> 草戸峠 >>>高尾山口駅 >>> Mt.TAKAO BASE CAMP
レ ベ ル:トレッキングポール初心者〜初中級者
いまや募集開始直後から参加申込のある人気企画となった、アドベンチャーガイズ共同イベント『最新LEKIトレッキングポール特別講習会』を開催≪ 草戸山 ≫
一昨年からはじめた本企画ですが大変ご好評をいただくようになり、その期待に応えて2024年度も継続実施が決定。昨年は早い時点で定員いっぱいの満枠となってしまい、追加募集のお声を複数いただいていたので今年度は、6月8日(土)と10月26日(土)それぞれ10様限定で募集告知を実施しました。
昨年に続き今年も机上講習の場としてご協力くださったのが、高尾山口駅からほど近い【Mt.TAKAO BASE CAMP】。この施設は1階スペースがカフェレストラン、2階はドミトリー宿泊施設となっていて海外からの観光客も多い人気のカフェレストラン宿となっています。
当日も朝からモーニングコーヒーを楽しむために、多くの方が来店されていました。
この『最新LEKIトレッキングポール特別講習会』企画には、3つの特長があります。
その1、トレッキングポールに特長あり。
最新モデルのLEKI折りたたみ式トレッキングポールを使って講習会を行います。まだ折りたたみ式ポールを使用したことのない方は、その携行性やコンパクト性に皆さん驚かれています。
一体この状態からどうやってトレッキングポールとして使える状態にするの?
どうやったらちゃんと固定できるの?
手に取った直後は扱い方が分からず戸惑う方も少なくないですが、セットアップ方法もしっかり説明するので使用方法や特性も、この講習会を通じてしっかり学ぶことが出来るのでご安心ください。
その2、講師ガイドに特長あり。
この最新LEKIトレッキングポール特別講習会には、国内外のトレッキングツアーを企画運営されている(株)アドベンチャーガイズからトップクラスの山岳ガイドに講師役を務めてもらっています。6月回は、じつに分かりやすく丁寧な解説に定評があるベテラン山岳ガイド、 古谷 聡紀さんが講師をしてくださいました。
昨年はコロナウイルス感染症の5類感染症移行直後だったことも考慮して、マスク着用での机上講座としていましたが、今回は皆さんのお顔を拝見しながらの解放感抜群のテラス席机上講座となっています。
その3、山頂で食べる昼ご飯に特長あり。
この最新LEKIトレッキングポール特別講習会では、参加者だけが味わうことができるMt.TAKAO BASE CAMP特製『ECOランチボックス』のお弁当付きとなっています。この特製弁当は現在販売をおこなっていません。
つまり、この講習会のためだけに特別にご用意いただいている、プレミアムなお弁当なのです。
※中身は山頂でのランチタイムまで秘密。
トレッキングポールの魅力を学ぶ。
LEKIトレッキングポールの製品特性も、もちろんご紹介
当日は陽射しが差し込む開放的なテラス席で、最新LEKIトレッキングポール特別講習会がスタート。
講師の解説に耳を傾けながら、皆さんとても集中して講習会に臨んでいました。
これまでトレッキングポールに特化したカタチの講習会は、ほとんど耳にしたことがないかと思います。
しかもこの企画は机上講座だけでなく、実際に登山道を使っての実地講習も兼ねた、まさに特別講習会。机上講座で教わった話をそのまま今度は現場で実践するための本講習会は、当社だからこそ実現できる内容ではないかと勝手ながら自画自賛してしまうほどです。
当日は講師の解説内容をメモに取ったり、スマホの録音機能を使って音声録音されている方もいらっしゃいました。
当然の事ながらLEKIトレッキングポールとしての特長など、製品特性も講習会を通じてご紹介しています。
ストラップの有効性、グリップの握り方、ポールバランスの重要性など、普段何気なく使用していたトレッキングポールも、使い方次第ではもっと便利で登山に欠かせない道具だと再認識される方ばかりで、興味深い内容がぎっしり詰まった濃厚な机上講座となっています。
約一時間ほどの机上講座を終えてから、その後は講習の場所を机上から実地に移して実際に登山を行いながら、トレッキングポール・テクニックを学んでいきます。
登山初心者も安心!草戸山で実地トレーニング
実地講習の舞台は『草戸山』です。京王線高尾山口駅からほど近く、大人気の高尾山とは対面に位置した場所にある、知る人ぞ知る穴場的な草戸山。標高も364M程度の小ぶりな山に思えますが、侮るなかれ、なかなかのアップダウンと変化に富んだ登山道は登り応え十分で、トレッキングポール講習にはもってこいの場所となっています。
草戸山の山頂を目指しながら要所要所で、トレッキングポールの実用シーンを解説しながら講習を行います。
状況に応じたトレッキングポール・テクニックは、頭で理解するのと身体で動きを覚え込ませるのとではだいぶ違うようで、皆さん初めのうちは結構苦労している様子でした。
段差のある場面での下り方、身体の姿勢だけでなくどういう動きや態勢が危険なのかなど、山岳ガイドだからこその視点で登山道での歩行とポール活用方法の両軸で解説してくれています。
実際に登山道を移動しながらの講習なので、汗もかくし息も上がります。それでも講師の方は休憩の間もなく常に参加者のポールワークに目を配りながら解説を続けてくれるので、相当体力も使うだろうなと、企画した側としても恐縮しながら写真を撮っていました。あらためまして、ご協力ありがとうございます。
行動自体は参加人数が多いので、2グループに分かれて行動します。そのため、ガイド2名がそれぞれローテーションしながら山行中もアドバイスを行なったりしています。
2022年からLEKIブランドロゴが更新されました。どのあたりが変わったかお気づきになりますか?
展望の良い開けた場所で少し長めの休憩を取ります。
他の一般登山者もベンチで休憩をされていましたが、これだけの集団でしかも全員がLEKIトレッキングポールを使用している光景が気になった様子で、『何の集まりですか?』と昨年と同じように声を掛けられました。
事情をご説明すると、次回があるなら参加させてほしいとのことで、やはりニーズは大いにあるようです。
休憩ポイントからの眺め。向こう側に見えるのが大混雑まちがいなしの高尾山方面。割合で言えば、100対1くらい、混雑度の違いはあると思います。
都心からのアクセスもしやすく比較的標高も低い低山の草戸山ですが、登山道はご覧の通り【登山靴】を必要とする場所です。ここ最近では軽さや柔らかさを求めるニーズが高まってはいるようですが、日常的な生活圏で歩く場面とは明らかな違いがあり、しかも重量のある荷物を背負って体重以上の総重量を足で支えながら歩かなければなりません。
登山靴に求められる安全性とは、このような場所でもしっかりと足を支えてくる靴が必要となります。
そのため、キャラバンの企業理念でもある『その一歩を、ささえる。』は、この言葉を具現化しているのがまさにキャラバンシューズなのです。
この講習会に参加された方の中には数名【キャラバンシューズ】を愛用くださっている方がいました。
以前履いていた登山靴から当社のキャラバンシューズに履き替えて以降、すこぶる履き心地が快調です!とお礼のお言葉をいただきました。いえいえ、こちらこそ数ある登山靴の中からキャラバンシューズを選んでくださり、ありがとうございます。そんな、お礼返しの言葉を交わせるのもこうしたイベント実施のおかげです。
草戸山の山頂までは、もうひと踏ん張りです。
ここまでくる道のりの間に、だいぶポールワークも自然に行えるようになっています。やはり実践に勝るものはないといった感じですね。
この写真でお気づきでしょうか。手元をよく見ると、通常のグリップ握り位置よりも下の部分を握っているのがわかります。(前方の方も同じようにグリップ位置よりも下を握っています)なぜ、この握り方がこの場面で有効なのか。解説を通じて『へぇ~。なるほど~。』の学びがたくさんあるのが、この講習会なのです。
空が開けて八王子方面の街並みが見える山頂まで、あと数十メートル。講習会をしながらの山行だったからなのか、山頂到着までの充実感がハンパない感じでした。(相当歩いた気分)
草戸山の山頂へ!自然に囲まれたランチタイムでリフレッシュ
お待ちかねのランチタイムです。
今回は山頂でのランチタイムを楽しみに、出発前にフタを開けなかったので誰一人として中身を知りません。
本日のECOランチボックスは、こちらとなります。
【生姜焼き丼風 五目ご飯弁当】
汗をかいた身体に嬉しい、味付けがしっかり濃いめのガッツリお弁当です。
追加料金を払うので、もう1つ!と、おかわりが欲しくなるほど本当に美味しくて、ペロリと完食です。
このウッドカトラリーが、雰囲気をさらに良くしてくれている立役者かも。
おなかも満たされ、休息も終えた後での記念撮影。
LEKIトレッキングポールをそれとなく見せてくれようとする、お心遣いに感謝です。
学びを反復しながら下山、次回講習に期待を寄せて
今回のルートは来た道を戻る往復ルート。行きに通った同じ道を歩くことで場面状況の判断がしやすくなり、その状況に応じたシャフト長さ調整やグリップ握り位置調整など、この講習会で学んだことの反復練習が容易に行える理想の行程となっています。
今までグリップの握り位置を変えたことがなかったという方も、この講習を経て自然と自らグリップの握り位置を場面状況に応じて変化させて、LEKIトレッキングポールを使っていました。
机上講習だけでなく、このような実際の登山道での実地講習があってこそ、身体で使い方を覚えていく一番の近道だと思います。
実は今回の参加者の中にトレッキングポール実用術の取材をしたいと、YAMA HACK編集部の方が実地取材としてこの講習会に帯同されています。
それを基として別日に改めてのロケ取材を行い記事化されたのが、こちらの山岳ガイド直伝!登山の疲れが劇的に変わる?トレッキングポールの使い方です。
今回、講師を務めてくださった(株)アドベンチャーガイズの古谷さん(男性)と、宮川さん(女性)。
お二人のご協力あってこその【最新LEKIトレッキングポール特別講習会】でした。
ガイドツアーの大半は、ガイド先導での山頂登頂が目的の山行となります。登山道を移動する際も一列になって、山頂を目指してとにかく歩くばかり。途中で草花の解説や小休止で豆知識を話してくれるガイドさんもいらっしゃいますが、今回のようにトレッキングポールに特化した講習会のためのガイドツアーを実施しているところは、おそらく他にはないのではないでしょうか。
講習内容自体はとてもここで書き表せるものでもなく、まずは雰囲気をお伝えしたいと思ってご案内しました。
講習会内容については、実際にご参加いただいて実感してもらえればと思います。
次回は、2024年10月26日(土)に行う予定なので、次のチャンスをお見逃しなく。
10月回は(株)アドベンチャーガイズ代表で国際山岳ガイドとして活躍中の、近藤謙司ガイドが講師を務めてくださる予定です。(ただいま9月まで絶賛海外ツアーで日本不在中)
【イベント詳細はこちら】
お楽しみに。
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今回の登山レポートでご紹介したアイテム・おすすめアイテム
トレッキングポール
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山の奥深い魅力を感じながら、一緒に山を楽しむキャラバンの『登山教室』。
山登りの楽しみ方だけでなく、自己危機管理の学びの場となる『机上講座』も開催し、初心者や入門者の方々にも、山に親しむ機会をご提案しています。
ここではツアーや体験会の様子を登山レポート【~ 登歩道 ~(とほみち)】として、その時の様子をご紹介しています。
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