クライミングシューズのサイズ選びについて
近年、クライミングシューズの性能・品質は高くなり、足長に対して無理に小さなサイズを履く必要はなくなってきました。
ただし、足幅等に対しては無駄な隙間が出ないように適度なフィット感が得られる足型のシューズを選んだ方が、より高いパフォーマンスを発揮します。
足型が適合したシューズを最適なサイズで履いた場合、シューズと足が一体となるような高いフィット感が得られ、エッジングやスメアリング等つま先への体重移動や、ヒールやトウのフッキング等の各種フットワークで高いパフォーマンスを得られます。
足型、サイズともに適しているシューズの目安
- 無理なく15~30分程度は履ける
- 足裏を全て地面につけた状態でランドラバーがアウトソールより前に出ていない
- アッパーに隙間がなく、局所的な痛みがない
足長に対して小さすぎるサイズのデメリット
- ヒールカップの収まりが悪く、奥まで踵が入らないことにより、ヒールフック性能の低下や、エッジングやスメアリング等つま先への体重移動が阻害される
- つま先部分のランドラバーがソールより前に出てしまい、ホールドへ立ち込んだ際にエッジングが外れやすくなる
- シューズの型崩れ、破損が発生しやすい
- 足指の自由度が極端に失われるため、足指でつかむようなフットワークができなくなる(エッジング以外が不自由になる)
- 強い痛みがあり、タコなどの原因になりやすい
足型があっていないシューズのデメリット
- シューズ内に生じた余分な隙間(アッパーなどに皺としてあらわれる)は、フットホールドへの体重移動を分散させてしまい、コントロール精度を著しく阻害してしまう
- シューズと足型が合っていない場合、アタリが生じ痛みの原因になりやすい(タコなどの原因にもなる)